緊急事態宣言による自粛期間が今月末まで延期されました。
ここ福岡でも、ゴールデンウィークに入り、自粛疲れのせいか、釣り場への殺到が各地で発生し、行政から釣り禁止の指定区域も余儀なくされるなどの事態へと発展してきております。
SNSを覗けば、あちこちで色々な意見を目にします。
釣りをしない人からすると
「なんでこんな時期に自分の欲を優先するんだ!」
「自分の欲さえコントロールできないヤツが、他人に移さない保証などある訳がない」
「他人へコロナを拡散していることを自覚しろ!!」
と一部のルールを守らない人達がいる為に、多くの釣り人が肩身の狭い思いをしている。
釣り場に止めた車に傷をつけられたり、壊されたり…。
被害にあわれている方もおられ社会問題に発展しております。
TVでよく拝見する脳科学者の中野信子先生が、発言されておりましたが、今後さらに増えるかもしれないと危惧する現象として
それは
「自分は絶対に正しい」
「他人の言動が許せない」
という感情が引き起こす、激しいバッシングやハラスメントだそうです。
「相手の過失に強い怒りを感じ、日ごろは使わないような激しい口調で罵り、完膚なきまでに叩きのめさずにはいられない」
これは
「正義中毒」というべき一種の依存症状で、自分が属する集団を守ろうとする脳の仕組みが関係していると中野先生は言われます。
ここで責める側からすると、「我慢して自粛しているのに、身勝手な人のせいで、自粛が延長されるのは、納得いかない!」
恐らくそうかもしれません。
でも完膚なきまで叩きのめすのは、ちょっとやりすぎ。こういう人達、最近、SNSで多くなった気がする。
「正義中毒」
釣り人の主張
釣りをやらない人の主張
お互い共感できないのは当然と言えば当然です。
けれど、自分の場合は、無理して行って、トラブルに巻き込まれる心配をするより
自粛期間といっても、たかだか、少しの時間。
一部の「正義中毒」の人を刺激しても、釣り人も、釣り業界においても、メリットなんてひとつもない訳で、今は、釣りに出かけるよりは、自分なりに違う楽しみを模索する方が有意義だと考えている。
以前、購入していたハンドクラフト用のプラグ。
自粛延期のいい機会ですから、ナマズルアーを久々に制作しようと思います。