ナマズが釣れるルアー 其の五

ハトリーズ ダブルダンサー・メス

羽鳥静夫氏の手から生まれた「ハトリーズ」。名作と言われる様々なルアーを生み出し、オリジナル感が漂うデザインは、たくさんのルアーマンたちを魅了して止まない。でも一番の魅力は、ハトリーズ独特のこのフォルムとカラーリングではないだろうか。

ダブルダンサーは、なんといってもあの顔がたまりません。個人的にも、とても好きなルアーです。

湿った感じの重低音サウンド「ボワン…!」。このサウンドが、静まり返った闇の中でもナマズの高活性化を図る。

ロッドティップを軽くはじくように操作すれば、左右への移動距離の少ない左右の小刻みな首振り。連続リトリーブではその名の通り、水面下で泡を出しボディーをクネクネとローリングさせながら泳ぐ。

ナマズとハトリーズという組み合わせも、なかなか絵になります。

ヘドン チャガースクープ

 


トップウォーターの名品といわれる数々のルアーを生んできたヘドン。そのヘドン社の中で、1930年に登場して以来、今尚多くのアングラーに愛用され続けられているルアーが、このチャガースクープ。

実は、このポッパーと一括りにしているルアーの中には、2つの異なるタイプがあって、ポップRのような「スプラッシュ」とチャガーのような「捕食音」という音で大別できる。これらをまとめてポッパーと呼んでいるアングラーも少なくない。
ただ、この音の違いというものは、ナマズを狙う上で、反応にずいぶんと違いが出てくる。

実際の釣行では、仲間が発する捕食音と同じような音を立てるルアーの方が、水しぶきを上げて逃げ惑う小魚のスプラシュのルアーより、明らかにナマズの反応が上回っていた。


おやっ?仲間が餌を食べてる? 餌が近くにいる?

 

そんな仲間が発していると思わせる「捕食音」を奏でるルアーは、ナマズにはかなり効果的であり、ナマズの「食」の琴線に触れているのは確かなようです。

ナマズが釣れるルアー 其の四


ティムコ PROP PEPPER/プロップペッパー 16g

プロップペッパーは、ローアピール、ハイノイズというコンセプトの元に開発されたダブルスイッシャ―。
キャタピー、ジタバグ、クレイジークローラーなどは、ある程度流れのある河川だと水流に負けてしまい、ルアー特有の強みが出せないことがあります。

そんな時に、この「スイッシャー」を使う。

スイッシャーには、プロペラが1個のシングルと2個のダブルがあり、プロペラが回転する事で水を掻き回し、引き波を立て、さらにプロペラの音で水面下のナマズを誘う。

引くだけで、ジャージャーと音を立てて、泳ぐ為、初心者でも使えるルアー。
通常、ルアーを泳がせる時に、川の流れと反対に動かす方が、川の流圧を受けてよく泳ぎます。

特に堰付近で使うと、ルアーを引かなくとも、水流によってペラが自然回転するので、ダウンストリームキャストで流れに身を任せながら、しゃくっては流し、しゃくっては流すというアクションを繰りことで、川を登ろうとするあのベイトフィッシュの姿そのものを演出することができます。

 ダイワ リブンシケーダ 足長 13.5g

1995年頃は、空前のバスブームだったが、それよりもっと前、1980年代くらいにも小規模ながらバス釣りブームがあったように記憶している。
そんな時期に史上初のリアルセミ型プラグとして一世を風靡したダイワ「リブンシケーダ」。
そんな名作「リブンシケーダ」がMegabass社とのコラボレーションで再登場した。
セミをイミテートしたカラーリングが鮮やかで、ルアーマンには、なかなかそそられる品ではないだろうか。

水に落ちたセミとナマズの構図がなかなか結びつかない感じもするが、「音」「波動」に敏感な鯰には、水車のようなプロペラサウンドは、やはり効果があった。

鯰釣りでは、虫パターンのルアーは、あまり使用されていないが、場所によっては効果があるので、ルアー選びの選択肢のひとつとして加えてもいいかもしれない。

ナマズが釣れるルアー 其の參

スミス ナマジー スモークGLDラベル 19g

 

・引き波

・テール部分(尻尾)はボディと干渉してノックサウンドを発生。

・内蔵されたラトル音で魚を誘う。

 

このスミスのナマジー、鯰人の皆さんには、既にお馴染みのルアー。

尻尾を振りながら、静かに泳ぐ姿は、ジョイントミノーに近いルアーですね。

同じスミスから発売しているキャタピーの派手なアクションと比べると、音や引き波など、ナマズへのアピール度は少々弱い。

ですから、逆にゆっくり目のスピードやストップ&ゴーで弱り切った魚のような動きを演出したり、プレッシャーの高い場所などで使うことで、逆に安定した力を発揮するルアーではないかと思います。

 

純正のダブルフックは、乗りが悪いので、自分の場合はトレブルに変えフッキングUPを図っています。

 

ケミホタルがボディの背中部分にセットできるようになっているせいか、夜はケミ蛍の光が見えづらいので、他メーカーにもありますが、ケミを棒状に立ててセットできるような作りだと、重宝するのではないかと思います。

 

 

 


エフテック/ケロッガート   ノサマガエルグロー  14.5g

 

カエルに金属カップがついていて、引くとジッターのようなポコポコとポップ音を出す。

ボディ内にラトルが入って、ジャラジャラと音を出してアピールする。

 

この系統のルアーは、まずナマズが釣れないことはないですね。ネットのレビューを見てたら泳ぎ出しが遅いとか、ぜんぜん泳がないとか言う人もいるけど、どんな使い方しているのかちょっとよく分からない(笑)

 

ただ「ラトル音」がうるさすぎて、スレるのが早くなるのでは? と言ったことがよく聞かれます。

 

実際、カップ音だけでも十分ナマズは釣れますけど、更にラトル音があるとなるとどうなんでしょうね。

正直、ラトル音がナマズにどの程度、効果があるのか分かりませんけど、「音」によるインパクトがかなり強いルアーです。
ナマズの反応は、上々でした。

 

 


ジッタースティック JITTERSTICK VIPER RED 5/8oz 

ナマズ釣りでは、ジッターバグの影に隠れた存在ですが、カップの奏でるポップ音の他に、テーブルターン、スイッシャーという、この異なったルアーアクションを、加えることができるルアー。
ジッター特有のステディーリトリーブに組み合わせることによって、生きた疑似餌に変わります。

ジッタースティックには、釣れるルアーとしての、まったく異なる仕掛けが施されていて、1つのアクションだけでナマズを狙うのではなく、必要に応じて3つのアクションをリトリーブ中に取り入れることによって、ストライク率を上げていく釣りになります。


この流れのある場所で、使ってみましたが、なかなかいい動きを見せてくれました。
写真で見ると分かりますが、こんな激流では、普通に考えると、ナマズは釣れなさそうな気がしますが、実は、餌となるベイトフィッシュが大量に集まってくる、こういった場所がナマズの付く穴場になったりするんですね。


この日、この場所で9本釣れました。

ポイントによって、ルアーを使い分けることは、釣果upを図る上で、とても大事なことだと今更ながら気づかされます。

ナマズが釣れるルアー 其の弐


ペンシルベイト編

■ポップスウィンガー
キレのいいポップ音と首振りアクションがウリのポップスウィンガー。
名前の由来は、バルサ材のボディと製作工程が50以上ある事からそのネーミングが付いたと言われる。

 

バルサ製とプラ製のもがあるが、バルサ製では無いのが、このポップスウィンガー セラフ。
今では中古屋さんに行けば、叩き売りされていて簡単に手に入る。

 

決して悪いルアーではないのに叩き売りされているなんて、正直勿体無いなぁって思ってしまいます。


ポッパーとペンシルが融合したスタイルとポップ音がナマズたちの好奇心を一気にルアーに向けさせ、昨年の秋には、一晩で二桁いきました。

ポップスウィンガーも漠然と引き続けるのではなく、意図的にストライクを作り出すことで釣果を伸ばすことができる。ナマズを狙うには、なかなか楽しいルアーです。

 

 

 


■ザラスクープ

世界でもっとも有名で最も数多くのアングラーたちに使われてきたペンシルベイトと言えばヘドン社のザラスクープ。1939年に発表されて以来、70年以上も使い続けられてきたルアーですが、理想的なドッグウォークは、ビギナーでも扱いやすく、多くのペンシルベイトの規範となったルアー。

 

バスプロ界でザラ・スクープを使って活躍したチャーリーキャンベル氏によって、知名度が一気に上がったと言われる。そんなバス釣りで知らない人はいないほど有名なルアーなのだが、ナマズという魚に、はたしてどの程度、ザラスクープが通用するのかは分かず、そんなことで昨年、取り敢えず使ってみた訳だが…

 

ルアーの音で誘うとやはり思ったように、ナマズの反応がありました。

 

ロッドストロークのスピードのつけ方によって、ルアーそのものが反転して方向を変える直後にボディの半分くらいが水から飛び出しそうになり側面で水を弾きます。逃げ惑うベイトフィッシュを演出する訳ですが、この時の音がナマズを引きつけるようです。

 

こういったアクション重視のルアーで、ナマズが釣れるとやっぱり嬉しいものがありますね。

 

ナマズが釣れるルアー 其の壱


近年、手軽に楽しめるということから、鯰をトップウォーターで釣るスタイルが確立され、鯰専門で狙う人たちがずいぶんと増えてきました。

近くの釣具店では、今までなかった「ナマズコーナー」なるものが設けられ、陳列棚を見るにつけ、その人気のほどが伺えます。

さて今回は、過去2年間の間にトップウォータールアーで釣れた内容をまとめてみました。これから何回かに分けて紹介していきたいと思います。

 

 

ミノー系


■ダイソー ミノーモンスター        ■フローティングミノー

ミノーとは、派手な音が出ないルアー。ロッドアクションを加え、まるで生きた小魚のように動かすことでナマズを誘います。

ルアーを静と動とで例えるとすれば、静でしょうか。

「音」にスレてしまったナマズなんかを、時には一発で仕留める力をも秘めています。

つまりアクション一本で勝負する釣りになる訳ですから、釣れる人には釣れるけど釣れない人にはさっぱり釣れない…。

 

そんなことが起こりうるルアーですから、いきなりルアー釣りをはじめる方には、リトリーブスピードやロッドアクションのコツを掴むまでが少々難しいかもしれません。

 

一昨年から何げにダイソー百均ルアーの「ミノーモンスター」や「フローティングミノー」を使ってやりましたけど、想像以上に良型のナマズが釣れました。

やはりルアーと言うものは値段ではなく、どれだけ思い通り動いてくれるかが釣果の鍵に繋がる、そんなことが言えるのではないかと思います。

 

ハネモノ系

                   どんぐりマウス

クワイエットファンク:デカダンス                 ナマズクローラー

 

「ガショガショ」と発する硬い金属音が、どうしてナマズを誘うのか? 不思議なところですが、これは、ルアーが発する「音」というより、水を伝わる振動に対してナマズが反応している様子が伺えます。

 

ガショガショとボディの羽根音が大きな物は、遠くに離れているナマズに注意を惹かせる点では、他のノーマルルアーに比べ、とても効果があるのではないかと思います。特に大きめの河川で使うと効果的です。

 

インパクトが強いルアーは魚の反応が早い分、水路や小川などの狭い場所で使い過ぎると、逆に早い段階でスレやすくなる傾向があるので、ポイントによって出番を使い分けるといいかもしれませんね。

 

フロッグ系

                 スミス KOZポッパー

■スミスのKOZポッパー

まずは、スミスのKOZポッパーです。これは言わずと知れた、ビッグフィッシュハンター” 大久保幸三”プロデュースのフロッグルアー。

こういったフロッグ系ルアーは、雷魚向けに開発されたルアーなんでしょうけど、実は、対ナマズにおいても凄いポテンシャルを秘めたルアーだと言うことが、使ったことがある方にはよく分かると思います。

 

特にラバースカートのついたフロッグは、バイトの数だけで言うなら、個人的には間違いなく5本の指に入るトップクラスです。

2年前の夏に、ナマズしかいない野池でKOZポッパーを使ったら、3時間の釣行でバイトが50以上ありました。でも釣れたのは1本だけ(笑)

 

つまり、この手のルアーの最大のネックは、フッキング率。

ただでさえ食べるのが下手なナマズには、ウィードレス用の上向きフックは間違いなく不向きなんですね。

 

バイトは多し、されど釣れる魚は少なし…。で、対ナマズ用に下向きのフックチューニングをすることで、多少フッキング率は上がるけれども、ソフトボディの為、やはりそれでも限界があるようです。

 

やはり下向きのフックにプラスして、それに合わせるようフックの特性を生かしたボディ形状でないと、ミスバイトは根本的に解消できないという感じがしました。

 

上記写真のタイニーフラッパーもそうですが、フッキング率さえ改善できれば、驚異的な釣果をもたらすことも、大いに有り得るかと思いますので、今後、対ナマズ用に、何処かのメーカーさんが、そんなフロッグを開発をしてくれたら嬉しいですね。

次回につづく…。

In December

12月に入りました。

もう今月で今年も終わり。一年ってホント早いものです。

 

街は、クリスマスのイルミネーションが飾られ、年末に向けて、慌ただしく人々が行き交う。

 

鯰人たちは、釣れないシーズンに、慌ただしくナマズ狙いってか(笑)

 

仕事帰りに、キャッチ☆彡

九州は、日中、そこそこ気温もあるのでまだ過ごしやすい感じ。
今年は、雪が降るまで、もうちょい頑張ってみるかなぁ…。