固定概念を捨てる

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ナマズという魚は、日中、物陰に潜んでいて、夜になってから徘徊して獲物を探すイメージで一般的には知られている。

 

ただ、長くナマズ釣りをしている人は、よくご存じのとおり、昼間でも、一ケ所に留まらず、川底がはっきりと見える浅瀬にまで出没し、ノラリクラリと獲物を求めて、泳ぎ回っていることも多い。

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この写真は、住宅街に流れる川。実は、こんな生活排水が流れ込むような、水深が10~20㎝程度の浅い場所にも、ナマズは生息している。

「見える魚は釣れない」という言葉をよく耳にする。

 

こちらから魚が見えるということは、感度が高い魚のことだから、それ以上に天敵から身を守るため、相手の気配を敏感に察知している可能性が高いということだろう。

 

確かに渓流に生息するヤマメやイワナのような魚は警戒心がとても強いため、釣り人も身を屈めて、物音を立てずに細心の注意を払う。

 

ただナマズに関しては、目が悪いと言われているせいか、視覚的には、渓流の魚ほど、そこまで神経を張り巡らせる必要はない。

 

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この写真のナマズもわずか1Mの至近距離だが、まったく逃げるそぶりがない。

 

恐らく、こちらの気配がまったく感じ取れていない。

 

つまり、こちらから見えていても、ナマズからは見えていないことが十分考えられる訳だ。

 

ただ目が悪い分、それを補う機能が発達しており、側線やヒゲによる「音」に対する感度が極めて高い。

 

 

そういったナマズの習性が、実は、浅瀬において逆にメリットとなるケースも多い。

 

ノイージー系のルアーを使用した場合、水深が浅い分、ルアーから起こる水への波動がナマズに伝わりやすく、夜であれば水深が深いところより、逆に好スポットに転じやすい。

 

ナマズのポイントが見つからない時、川底が見えるような浅瀬では、まずココでは釣れないだろう… とスルーしてしまうこともあるかもしれない。

 

けれど、そんな固定概念を捨て、取りあえずは、チャレンジしてみることで、価値あるものを見い出せるかもしれません。

 

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